事業繁栄のための新しい経営パートナーシップ:中岡静香・新原克弥 相談役サービスのご案内
1. はじめに:現代経営が直面する課題と、新しい相談役の価値
いま、企業経営の現場では、従来のマネジメント手法が限界を迎えています。テクノロジーの進化、労働人口の減少、価値観の多様化、そして社会的要請の高まりといった要因が絡み合い、旧来のやり方だけでは対応が困難な時代となりました。こうした課題を乗り越えるため、現代の経営者には「人」「制度」「社会」を三位一体で捉える新しい視点が不可欠です。本資料は、これまで名誉職と見なされがちだった「相談役」という存在を、企業の持続的な成長を支える戦略的パートナーへと再定義し、その具体的な価値をご提案するものです。
現代経営において、客観的な外部の視点が不可欠である理由は、主に以下の2点に集約されます。
• 多様なステークホルダーへの対応: 顧客、社員、投資家、地域社会など、多様な利害関係者からの期待に応えるには、社内視点だけではバイアスが生じやすく、盲点を生むリスクがあります。外部の目は、この偏りを是正し、多角的な意思決定を可能にします。
• 変化の速度と不確実性への対応: 法制度の改正、技術革新、働き方の変革といった外部環境の変動は、ますます速度を増しています。これらの変化に先んじて対応し、リスクを機会へと転換するためには、専門的な知見と先見性が不可欠です。
中岡静香氏・新原克弥氏による相談役サービスは、まさにこれらの課題に対する実践的な答えとなり得ます。次のセクションから、その独自の価値と具体的な内容を詳しく解説してまいります。
2. 中岡・新原モデルの核心:制度と人間を繋ぐ「二重視点」
本サービスの最大の強みは、相談役を務める中岡静香氏と新原克弥氏の独自の専門性と、二人が協働することで生まれる比類なき相乗効果にあります。彼らの価値は、MBAのような抽象的な経営理論ではなく、製造業、建設業、介護、教育、IT、医療、販売、行政、ベンチャー、地域活動など、1000を超える多様な現場で培われた生きた「現場知」に根差しています。この実践知こそが、机上の空論ではない、血の通った組織変革を実現する原動力となるのです。
2.1. 中岡 静香 ― 「制度」を通じて組織の安定を築く専門家
中岡氏は、労務の専門家にして**「人の声を聴く職人」**です。制度設計のプロフェッショナルとして、組織の土台を固める役割を担います。
• 社会保険労務士としての確かな実績: 労務相談、就業規則の作成・改訂、助成金・補助金戦略支援、人事制度構築など、多岐にわたる労務分野で豊富な実績を有します。
• 現場の声を制度に翻訳する力: 彼女の最大の強みは、「現場で働く人々の声を翻訳し、制度に反映させる力」にあります。ヒアリングを通じて組織の構造的な歪みを発見し、実効性のある制度へと再設計します。
• 「制度は人の幸せのためにある」という哲学: この哲学に基づき、人を縛るためのルールではなく、働く人々を守り、その能力を最大限に引き出すための「労務の安全地帯」を組織内に創り出します。
2.2. 新原 克弥 ― 「人間」の可能性を引き出す実践思想家
新原氏は、経営、教育、福祉といった多様な領域を横断してきた経験を持つ**「現場に降り立つ哲学者」**です。人間の内面に深くアプローチし、組織に活力を与える役割を担います。
• 多様な領域を横断する経歴: 社会福祉士としてのキャリアを起点に、経営者、教育者として、あらゆる立場で組織と人の関係性に向き合ってきました。
• 人間の本質に迫るアプローチ: 経営を単なる数字の管理ではなく、「人間の欲望と恐れを扱う営み」と捉え、問題の本質に迫ります。
• 「人が成長し、心が豊かになる会社こそが繁栄する」という哲学: この信念に基づき、経営者や社員が安心して本音を語れる「人間の本音が出せる空気」を醸成し、個々人の覚醒と成長を促します。
2.3. 相乗効果:「血流」と「呼吸」を備えた組織へ
中岡氏が整える「制度・仕組み」は、組織における安定した血流に例えられます。一方、新原氏がもたらす「人間・精神」への働きかけは、生命活動に不可欠な呼吸そのものです。この両輪が組み合わさることで、企業は真の生命力を手に入れます。
領域 | 中岡 静香 | 新原 克弥 |
視点 | 制度・労務・仕組み | 人間・現場・精神 |
手法 | 構造化・分析・整流 | 共感・変容・創造 |
目的 | 組織の安定 | 人の覚醒 |
この二つのアプローチが統合されるとき、企業に起きるのは単なる数字の変化ではありません。社員が笑顔になり、対話が生まれ、組織全体が温かくなる「空気の変化」です。この変化こそが、持続的な成長を支える強固な基盤となるのです。
3. 他の顧問サービスとの決定的違い:「経営の鏡」としての役割
本サービスが、従来の顧問契約や経営コンサルティングと一線を画すのはなぜか。その本質的な違いは、私たちが提供するのが「答え」ではなく「気づき」を促すための**「経営の鏡」**としての役割であるという点にあります。
一般的なコンサルタントは、外部の専門家として客観的な分析に基づき「改善案」や「方法」を提示します。これは有効なアプローチですが、時に経営者を防御的にさせ、指摘を受け入れる心理的な壁を生んでしまうことがあります。対して、私たちの相談役は、経営者の前に一枚の鏡を置くように機能し、「あなたが見落としているものは、これですよ」と組織のありのままの姿を映し出すのです。中岡氏が創り出す**「労務の安全地帯」と、新原氏が醸成する「人間の本音が出せる空気」**。この心理的に安全な空間で、経営者は初めて“素”の自分になり、誰にも言えなかった悩みや弱さを吐露することができます。その結果、経営者自身が問題の本当の原因を、環境や他人のせいにする「外」ではなく、自らの「内」に見出すプロセスを支援します。
このアプローチは、一過性の問題解決に留まりません。経営者自身の内省と成長を促し、それを通じて組織全体の根本的な変容を引き起こす、持続可能な発展の起点となるのです。
4. 提供する具体的役割と期待される成果
私たちが相談役として提供する価値は、哲学的な助言に留まらず、具体的な実務支援にまで及びます。以下の表は、私たちが担う役割と、それによって期待される成果の一例です。これらの内容は企業の状況やニーズに応じて、柔軟にカスタマイズすることが可能です。
領域 | 期待される役割 | 期待される成果(KPI例) |
労務制度/規程設計 | 就業規則改訂、評価制度設計、ハラスメント対応制度整備 | 規程整備率、制度導入完了件数、社員満足度向上 |
助成金・補助金戦略 | 自社利用可能補助金の抽出と申請支援 | 補助金獲得額、キャッシュイン額 |
組織課題診断・改善 | 組織風土調査、課題抽出、改善ロードマップ提示 | 離職率低下、定着率改善、エンゲージメントスコア向上 |
人材育成・研修設計 | 階層別研修、OJT制度、キャリアパス設計 | 研修受講率、効果測定後の業績連関指標向上 |
ガバナンス補強・助言 | 定期会議出席、計画レビュー、リスクモニタリング | 経営陣満足度、提言実行率、リスクの未然対応率 |
ステークホルダー対応 | 行政・地域団体との調整支援、外部パートナー紹介 | 提携件数、行政補助獲得件数 |
ブランディング/PR支援 | 講演・媒体露出・執筆サポート | メディア露出数、社名認知度向上 |
これらの具体的な支援を通じて、組織が直面する多様な課題に対し、戦略と実務の両面から実践的に伴走してまいります。
5. 導入プロセスと契約形態
私たちの相談役サービスを導入いただくプロセスは、極めてシンプルです。しかし、そのシンプルさとは裏腹に、組織にもたらす影響は深く、永続的です。ここでは、導入までの具体的なステップと、透明性の高い契約形態についてご説明します。
5.1. 導入までの4ステップ
導入プロセスは、経営者との深い対話から始まり、組織全体を巻き込みながら進んでいきます。
1. 初回対話(経営者面談) 最初に、会社の課題ではなく、経営者ご自身の目標やビジョンを伺います。新原氏が「心の状態」を丁寧にヒアリングし、中岡氏がその背景にある制度的・構造的なプレッシャーを読み解きます。すべての変革は、トップの意思から始まります。
2. 現場診断と社員ヒアリング 経営者の視点だけでは見えない組織の“空気”を可視化します。中岡氏が「制度面」の構造を、新原氏が「感情面」の力学を解きほぐし、組織のリアルな現状を浮き彫りにします。
3. 共創型プロジェクトの立ち上げ 相談役が一方的に指示するのではなく、社員の皆様と共に新しい制度や施策を創り出します。中岡氏が実効性のある「制度」設計をファシリテートし、新原氏がそのプロセスを通じて「主体性」とポジティブな人間関係を育みます。
4. 定期的な対話とフィードバック 形式的な報告書よりも、会議の空気、社員の表情といった「人の変化」を重要な指標と捉えます。中岡氏が離職率などの客観指標をモニタリングし、新原氏が目に見えない「空気の変化」を解釈しながら、次のステップを共に設計します。
5.2. 契約スキーム・報酬体系
健全で長期的なパートナーシップを築くため、柔軟かつ透明性の高い契約スキームをご用意しています。
• 契約方式: 基本は**「月額顧問契約」となりますが、企業のフェーズや課題に応じて、助成金獲得額などに連動する「成功報酬型」や、株式などを活用した「ストック型インセンティブ」の併用も柔軟に検討可能です。契約期間は「半年・1年更新型」**を基本とし、定期的に成果をレビューしながら継続をご判断いただけます。
• 報酬レンジ(参考): ご契約内容は、稼働範囲や期待される役割に応じて個別にお見積りさせていただきますが、参考として以下のレンジをご提示します。
◦ 月額顧問料: ¥100,000 ~ ¥500,000 (※稼働日数、定例会議への出席、プロジェクトへの関与度合いなどに応じて協議の上、決定いたします。)
5.3. 健全なパートナーシップのためのガバナンス
私たちは、貴社にとって真に価値あるパートナーシップを構築するため、ガバナンス上の規律を重視します。契約に際しては、以下の点を共に確認し、健全な関係性を維持することをお約束します。
• 権限と責任の明確化: 相談役の役割は助言・監督であり、執行権限を持たないことを明確にします。
• 利益相反の事前確認: 兼業状況などを開示し、利益相反の懸念がないことを事前に確認します。
• 過度な依存の回避: 経営陣の主体的な意思決定を尊重し、相談役への依存体質に陥らないよう留意します。
• 成果とモチベーションの維持: 定期的なレビューを通じて成果を確認し、双方のコミットメントを維持します。
6. 結論:なぜ、この相談役が「事業繁栄の答え」となり得るのか
本資料でご提案してきた中岡・新原モデルは、単なる経営支援サービスではありません。それは、企業の未来そのものを創り出すための“哲学”であり、実践的な方法論です。このパートナーシップが、現代における「事業繁栄の答え」となり得ると確信する理由は、以下の3つの核心的な価値に集約されます。
1. 実務能力と人間理解の融合 名誉職としての相談役とは一線を画し、中岡氏による緻密な「制度設計能力」と、新原氏による深い「人間心理への洞察」を兼ね備えています。この両輪によって、戦略を現場で機能させる実践的な支援を提供します。
2. 経営者の孤独に寄り添う真のパートナー 経営という職務に伴う、誰にも言えない重圧や迷い。その精神的な孤独を受け止め、経営者が“ひとりではない”と心から感じられる安全な対話の場を提供します。この精神的な支えこそが、困難な意思決定を乗り越える力となります。
3. 「人間中心経営」への転換 経営の中心に「人間」を据え直すことで、社員の幸福度と事業の発展が完全に一致する**「地上天国型経営」**の実現を目指します。この転換こそが、短期的な利益追求を超えた、企業の永続的な繁栄を実現する唯一の道であると信じています。
もし、貴社が今、組織の壁に直面し、経営の次なる一手を模索しておられるのであれば、ぜひ一度、私たちとの「初回対話」の機会をいただければ幸いです。
事業繁栄の答えは、経営者の隣にいる真のパートナーから見つかります。