移動教室で日光にきて
このたび、小学生たちの移動教室の付き添いとして日光に訪れる機会をいただきました。子どもたちはみな元気いっぱいで、朝から夕方まで好奇心を輝かせながら過ごしている姿がとても印象的でした。自然豊かな環境の中で、普段の学校生活ではなかなか味わえない体験に胸を躍らせている様子を間近で見ることができ、私自身も大いに刺激を受けました。
先生方も温かく、子どもたち一人ひとりの個性を大切にしながら、楽しくも規律ある雰囲気をつくり出してくださっていました。声かけ一つにも優しさと工夫が込められていて、「学びは環境と人によって支えられている」ということを改めて実感しました。付き添いの立場ではありましたが、教育現場の工夫や先生方の姿勢に学ぶことが多かったです。
また、日光の自然はやはり格別でした。山々の緑の深さ、清らかな川の流れ、歴史を感じさせる建造物と、どこを切り取っても魅力にあふれていました。特に子どもたちが森を散策するときの生き生きとした表情は忘れられません。「見慣れた風景の中に、まだまだ発見がある」ということを、彼らの純粋な目を通して気づかせてもらったように思います。
普段は大人の目線で効率や成果を考えてしまいがちですが、今回の移動教室では、子どもたちの「楽しい」「知りたい」という素直な感情が場の空気をつくっていました。その中に身を置くことで、自分自身の心も自然にほぐれていくのを感じました。自然と笑顔が増え、心が洗われるようなひとときでした。
今回の日光での体験は、単なる引率を超えて、自分にとっても貴重な学びと癒しの時間となりました。子どもたちの成長の一場面を支えながら、同時に自分自身も自然と人とのつながりから大切なことを受け取ったように思います。これからの日常に戻っても、この感覚を忘れずにいたいと思います。
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